オリジナル19世紀トラヴェルソ Bühner & Keller
2022年 04月 11日
売却されました
Bühner & Keller (1802-1844, ストラスブール) 製作
3つの左手替管 415-420, 430, 435Hz
ヨーロッパ黄楊製
オリジナル楽器!
19世紀初頭に製作された1キー式フルートです。19世紀初頭のフランスらしい品のある軽やかなキャラクターの楽器です。
スタイリッシュで品の良い印象の個性。女性的なカーヴがアクセントのシルエットは、眺めるのにも美しいフォルムです。
バロックの楽器に比べると2オクターブ寄り、軽い吹奏感の1オクターブ目が特徴です。内径が比較的細管なのだと思います。
音色がとても良く凄く吹きやすく、2オクターブ目は明るくハッキリして、1オクターブ目はフレンチらしいコロコロ感、例えるならマカロンを思わせるような質感の濃い音色で、軽いながらも比較的しっかり鳴らせる印象です。
発音はとても容易で明瞭。吹奏感はスムース・滑らかで、機動性の高い楽器だと思います。
2番の右手管が多分メインですが、3番の1番長い管で抜いてかなり内吹きをすれば、415Hzでの演奏も可能です。
オケ用の楽器ではないと思います。一人で吹くか小編成の室内楽向きです。故・中村忠さんは同じメーカーのオリジナルで、J.C.バッハやクレメンティのソナタをコンサートで吹かれていたようです。19世紀のレパートリーは、さらにしっくりハマると思います。
音程に関しては、オリジナルとしては比較的取りやすい方だと思います。もしプラクティカルなコピーに慣れている方なら、少しだけ慣れるのに時間が必要かも知れません。
キーパッドは交換済み(皮)で、申し分ない精度の調整です。それ以外はどこもノータッチで、変形もかなり少なく、200年余り経っている楽器としては相当に綺麗な状態です。ヘッドキャップのヴィスもオリジナルで、手を加えられておらず、とても綺麗に残っています。
アーモンド油で軽いオイリングは済んでおり、ジョイント巻き糸は、オリジナルの麻糸も保管されています。
現所有者さんはパリのアマチュア木管楽器奏者で、2年ほど前に入手されたそうですが、本人はフルートはあまり吹けないので、良い楽器なので使ってくれる方に譲りたいとのことです。
お問い合わせ
PAO 音楽事務局
野崎剛右
メール arcangelo4989@yahoo.co.jp
by koske-p-nozaki
| 2022-04-11 05:35
| 楽器販売・海外注文/輸入代行
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