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野崎 剛右 Koske Nozaki, リコーダー

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カテゴリ:リコーダーに関する話題( 29 )


2019年 05月 01日

現代リコーダー界からの目覚め(2016)

 リコーダーは、特にバロック音楽におけるその豊富なレパートリーから、20 世紀初頭の古楽復興運動において重要な楽器の一つでした。しかしながら、現在のほとんどのリコーダー奏者は、バロック時代に一般的に使われていた運指、歴史的運指構造を伴った楽器を使用していません。代わりに我々演奏家が使用するのは大抵の場合、現代式運指の楽器で、それには運指を簡略化するとともに音色をより均一化するための密かな改変が加えられています。この異なった運指を持った現代の楽器では、複数の特定の音とトリルの運指において、現存するバロックリコーダーのための運指表に従って演奏することはできません。
 現代使用されているバロックリコーダーは、その運指の構造から、大きく分けて2つに分類することができます。

・現代式運指(Modern fingering) または「バロック式、イギリス式運指(Baroque or English fingering) 」と呼ばれるもの。
・歴史的運指(Historical fingering)または「旧式運指(Old fingering)」と呼ばれるもの。

 現代式運指はアーノルド・ドルメッチ(Arnold Dolmetsch,1858-1940))によって20 世紀にイギリスで考案されたものです。この改変の目的は、歴史的運指の持つ難易な運指のうちの幾つかを簡易化することでした。簡潔に言うと、歴史的運指では2オクターヴ目のB♭で6番の指で音孔の半開が必要で、音孔がルネサンスタイプの楽器に比べより小さいことも相まって、この運指が連結する時に、指の繊細な動きが求められます。 (特にシングルホールのアルトリコーダーの場合).

 この楽器は、P. ブレッサン(Bressan)によって18 世紀に製作されたオリジナルのリコーダーで、A.ドルメッチが所有し、彼自身のリコーダー製作においてモデルとしていたものです。ご覧いただけるように、このブレッサンの音孔は均等な大きさと間隔で配置され()、シンメトリーの美しさと典型的なバロックの気品を感じさせます。チューニングは、アンダーカッティングと呼ばれる、内径へ向けて音孔を拡張する方法で程よく調整されています。
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 ドルメッチが行った最大の改変は、音孔の大きさを変更したこと、また6番と7番の指を半開する際の不確実性を解決するために、これら2つの音孔にダブルホールを採用したことです。また、彼はそのリコーダー製作の中で、a’= 400 から 410Hz ほどの低いバロックピッチを持つオリジナルのブレッサンリコーダーを、現代の標準ピッチ(a’=440 Hz)で演奏するために短くし、アーチ状のレイビウム(発音機構のエッジがある面)を平らに、そしてウィンドウェイはより高く、幅広くし、これによって演奏により多くの息量を必要とさせることで、リコーダーをモダンピアノと一緒に演奏するのに十分な音量の楽器へと仕立て上げました。加えて不均等な大きさと間隔の音孔、ダブルホールを用いて、平均律に合わせて演奏するべく音程を向上させました。これは特に2オクターヴ目のC#3音で顕著に見られます。また、問題であったB♭音を含む、幾つかの音で運指変更を行いました。

 この改良された運指は歴史的運指に比べ楽で、演奏をより容易にします。その後、後継者のカール・ドルメッチ(Carl Dolmetsch, Arnouldの息子)によって改良はさらに押し進められ、音量のさらなる増強とそれによってリコーダーという楽器は多様な可能性を広げることになりました。この開発こそが、”単なるリコーダー”を現在の位置にまで押し上げたのです。加えて、リコーダーは教育楽器として世界中で採用されるようになったことで、この運指は広く世界に拡散しました。
 
 今日、A.ドルメッチの行った改良からもはや100 年が経とうとしていますが、プロのリコーダー奏者の大多数が今だに彼のシステムを使い、また自ら進んでそれを変えようとはしません。それは歴史的運指についての知識の不足と、あるいは変えること自体の難しさからでしょう。しかしこれは、我々が本来のバロックリコーダーの特性を未だ何一つ知らないということなのです。当時使用された楽器、また当時の人がそれらをどのように演奏していたかについて研究することは、新しいリコーダー奏法を現代の私たちに提示するとともに、演奏意欲を掻き立てる新たなインスピレーションと新しいアプローチの仕方を我々演奏家に与えるはずです。このプロセスはオーセンティックな古楽演奏法全般の発展、また私個人の音楽家としての発展のためにも必要不可欠なのことです。

 このプロジェクトの目的は、

・歴史的運指のバロックリコーダーの奏法への理解をより深める。
・歴史的運指での新たに合理的な奏法を見出すと同時に発展させ、そのメソッドを実際の演奏に導入する。
・加えて、これらのテクニックがリコーダーにおけるバロック音楽の演奏にどのように影響を与えるかについて追求する。
     
 歴史的楽器としての新たな「リコーダー」のイメージは、我々リコーダー奏者だけでなく、他の古楽器奏者、加えて楽器製作家にとってもインパクトのあるものとなることでしょう。今日多くの演奏家が 本来の歴史的なバロックリコーダーの奏法を理解するに至っていないという事実からも、今一度、歴史的運指について学ぶことは、リコーダーという楽器がようやく真の意味での「古楽器」になることを許すはずです。


以上、"A practical exploration of the historical fingerings of Baroque Recorders in England, France and Germany."(2016)より、第1章
を日本語訳。
( email: arcangelo4989@yahoo.co.jp, password: fingering )





ここからは補足ですが、誤解を招きやすい、オリジナルリコーダーの音孔に関する問題について説明します。

本文の中で使用した、”A.ドルメッチの所有したブレッサン”の画像は、後に彼がこの楽器を酷使したことでマウスピースに亀裂が入る以前の貴重なものですが、5番の音孔が大きく見え、この時点ですでに彼の手によって広げられていた可能性があります。これは、Bb1とBb2をモダン運指でとるための一般的な改造です。さらに、6番も非常に大きく見え怪しく、低音A1を上げる目的で広げられたかもしれません。論文製作時はこの画像はより小さなサイズで掲載したため、鮮明に見ることができませんでしたが、今回拡大掲載するにあたり疑いが出てきたので、ここに補足を加えます。

 音孔に手を加えられずに残ったオリジナル Bressan の例。

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↑ Bate Collection(オックスフォード)
「エドガー・ハントのブレッサン」として有名な個体。





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↑ Library of Congress(ワシントンDC)





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↑ 2014 年頃にパリのある楽器商によって販売された個体





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↑ Private collection(東京)




 これらのブレッサンのように、オリジナルのバロックリコーダーは、4, 5, 6番の音孔はほとんど等しい大きさに見えるよう開けられ、特にブレッサンにおいては、4番はむしろ5番よりも若干大きい個体が多く見られます。
 ところが、現存する貴重なオリジナル楽器の中には、後世の人によって手を加えられてしまったものが数多くあります。A. ドルメッチが自分のブレッサンを実験台に様々な試みをした結果、現在のイギリス式運指(モダン運指)の誕生に至ったわけですが、犠牲となったのは、残念ながらその一本だけに止まりませんでした。

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↑ A.ドルメッチ(1858-1940)と彼の所有したブレッサン。マウスピースが破損した後。
(1958年にドルメッチの妻によって出版された、"Personal Recollections of Arnold Dolmetsch"より)






以下は、音孔を改造されたオリジナル Bressanの例。

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↑ Frans Brüggen collection(アムステルダム)
2008年に Heiko ter Schegget によってヘンデルのソナタの録音に使用されたのもこの楽器です。




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↑ Library of Congress(ワシントンDC)



 ドルメッチの運指が標準となったことで起こった悲惨なことは、特に1950 年代から60 年代にかけて、イギリスを中心にオリジナル楽器を使用しての演奏、録音がこぞって行われるようになった頃に、多くのこれらの貴重な楽器が改造されてしまったことです。
 その後現在に至るまでオリジナルリコーダーを使用した録音は数多くありますが、こうした改造運指の楽器を使用した例は少なくありません。実際楽器を見ない限り、それがどういう状態なのか正確に判断することは難しいのです。今後、オリジナル楽器の状態と管理情報がさらに整備されていくことを願ってやみません。一度手を入れられてしまった楽器からは、それが製作された当時、製作家によってどのような音律と運指で調整されたのかということは、もう二度と知ることはできないのです。




Contact:
Koskè 野崎,
Email arcangelo4989@yahoo.co.jp





by koske-p-nozaki | 2019-05-01 22:40 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2018年 12月 07日

German Fingering(ジャーマン式運指)と教育現場でのリコーダー運指の選択についての考察 2017

リコーダー奏者の間でもあまりよく知られていませんが、
 現代のバロックリコーダーの運指には、大きく分けて4種類あります。

Old (with support), Old (without support),
Modern (English) and Modern (German)
です。

 オールド運指はバロック時代に使われていた元来のリコーダー運指で、ヒストリカル・フィンガリング(歴史的運指)とも言われます。当時は6番ホールを塞いでのいわゆる”サポート指”を伴う運指体系の楽器が多かったのですが、現在オールド運指で楽器を製作する際、多くの場合このサポート指は排除されます。

 一方、2つのモダン運指は20世紀初頭の古楽復興の中で、このオールド運指に手を加えて考案されました。ヨーロッパではジャーマン運指は現在は廃れましたが、イギリス式(通称”バロック式”とも)はArnord Dolmetch が開発したもので、現在の古楽シーンでもなお、これが主流です。

 German Fingering (日本での呼称は「ジャーマン式運指」)は、Peter Harlanによって1920年代(1925年頃とも)A. Dolmetsch のEnglish Fingering (「イギリス式」、または通称”バロック式”)運指と概ね同時期に、オールド運指を改変して開発されました。F管アルトリコーダーにおいて、1 オクターヴ目のBbの運指をイギリス式が 01234 67 のクロスフィンガリングを取るのに対し、ジャーマン式は01234 でより簡易的な運指として現在では主に教育現場で知られています。

 先日、S. Marq氏と1930-40 年頃製作のドイツ製 German fingering のリコーダーで、このタイプのリコーダーを想定して作曲された、P. Hindemith の ”Trio” (1932) を演奏しました。この作品はA 管アルトと二本のD 管テナーという編成で書かれていますが、現在ではこれらの管はイレギュラーで、指定の楽器編成で演奏されることはまずありません。今回、A, E, F 管アルト、D 管テナーを試奏しましたが、いずれも息のたくさん入る、すべてジャーマン式運指の楽器でした。日本の YAMAHA 管楽器部門の前身、ニッカン(日本管楽器株式会社)が戦後教育楽器の製造において模範としたのもこのような楽器だったことでしょう。
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↑1930-40年代製作のオリジナルのジャーマンリコーダー。左から、D管テナー(Muller・Orpheus)、F管アルト(”ALCANDO" ダブルキー付き)、A管アルト(Musikhauskoch Munghen SHUTZ・MARKE ''SONORA")。


 また、これらの楽器と同時期にフランスのフルート製作家 L. N. Lot によって製作された6 キー付きの C 管ソプラノリコーダーを試奏しましたが、ジャーマン式と同様の運指を持っていました。この手の楽器はその外観からEnglish Flageoletと混同されることさえありますが、近似するキーシステムではあるものの、異なる音孔数と運指を持っています。Lot 一族が古楽復興にそれほど関与していたようには考えられず、そもそもリコーダー製作は19 世紀、20 世紀にも細々ながらも途絶えずに行われていた事実も加味すると、19世紀代後半にスタンダードになりつつあった Boehm システム・フルートの影響を受けて、同様の運指のリコーダーが、P. Harlan以前にすでに製作されていたとしてもおかしくはないかも知れません。今後さらに調査を行う予定です。
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↑フランスのフルート製作家、Louis Nicolas Lot によるC管リコーダー”Pipeau”は、手軽に演奏でき、愛らしい音色の笛で人気がありましたが、ジャーマン式運指を採用した、あるいは同様の運指を持った楽器の一例でもあります。 (1940年頃製、パリ、個人所有)


 その後のDolmetsch社(イギリス)の商業的大成功によって、ヨーロッパではほぼ完全に排除されたとさえ言って良いジャーマン式運指のリコーダーですが、周知の通り日本の教育楽器メーカーでは、教育現場での需要から現在もなおジャーマン式運指の楽器を製作していて、日本はこの運指の楽器が容易に手にいれられる、数少ない国の一つと言えます。(*ドイツのメック社、モーレンハウエル社では教育用の楽器として非常に少ないラインナップでありながら現在もジャーマン式リコーダーが製造されています。ただし、教育現場での需要は日本ほど多くありません。)
 
 ここで教育現場でよく問題になる、ソプラノリコーダー導入指導における運指の選択について述べたいと思います。 
 前途のように、Modern English fingering は一般に言われるバロック式のことで、これは元を正せば Dolmetsch社の独自の商標であり、製品を正当化するためのネーミング戦略であったまでで、決してバロック時代の運指ではありませんジャーマンもイングリッシュも、どちらも20世紀に、元来のバロックリコーダーの運指を変更して作られた簡易的な運指です。したがって、どちらも同等に正当性はなく、それぞれのコンセプトでオールド運指の難点を改変しています。一般に「ジャーマン式は音程が悪く、半音階運指がかえって厄介」と言われますが、私は上述の経験からこの風評に疑問を持っています。現在、イギリス式がプロの奏者の間で主流なので、このジャーマン式の評価は単にそれと比較した見方だということをまず前提とする必要があります。実際には、ジャーマン式運指の半音階は、イギリス式に見られないところでオールド運指と共通する側面もあります。また、ジャーマン式は一般的に、音程が悪いと言われますが、そのようなことは断定的に言うことはできず、特に現在では日本国内の各教育楽器製造会社によって大変性能の良い楽器が製作されています。イギリス式でも音程の不安定な楽器はたくさんありますし、むしろVoicingやtuning, 他、個々の楽器そのもののクオリティの問題だと捉えられます。 

 しかしながら、イギリス式が現在の演奏家の間で主流である現状から、今日では多くの現代作品、エチュードや教則本はこの運指を想定して書かれており、当然教育現場で使われる教材も同様です。楽器もメーカーによっては、良いグレードのモデルにはジャーマン式の選択肢がない場合もあります。また、ジャーマン式で演奏した経験のない演奏家がほとんどで、彼らにとってジャーマン式で指導することは厄介ですし、特に必要性を見いだす事もないでしょう。これらの現状から、一般的に教育現場ではイギリス式に統一しようという風潮が非常に強くなっています。この状況下でジャーマン式運指はそのものの機能としてはよく知られないまま、過少評価を得ていると言えるかも知れません。
 実際、技術的な面で言えば、学校教育で一般的に演奏する程度の楽曲ならば、ジャーマン式でも問題なく演奏できますし、何れにしても教師がその運指で演奏できるのならば、音楽教育として問題はないはずです。現場の先生方ご自身が、目的に合わせて個々で判断すべきだと、私は考えます。

 加えて理想的には、教師が選択するということだけでなく、児童・生徒にも運指を選択する自由があるべきではないでしょうか。なぜなら、本来楽器(の運指)は奏者が自身の趣向やスタイルによって選択するものだからです。ブラスバンドの多くの管楽器ではクロス(フォーク)フィンガリングのテクニックはリコーダーやその他の同時代の管楽器ほど重要ではありませんが、そういう楽器に触れる以前に、イギリス式リコーダーの運指のちょっとした複雑さから、自分には素質がない、と、既にその時点で演奏を諦めてしまう子供が実際現場には結構います。リコーダーが管楽器導入の障害になってしまっては本末転倒です。

 教師はそれぞれの運指の存在を知り、それぞれの利点を理解した上で、指導環境等、その他各条件を加味して明確な目的を持って購入楽器を選択すべきでしょう。同時に、理想的には子供に選択肢を与えるべきです。(残念ならがら大人数の集団的指導、加えて授業時間削減の状況下では大変困難なことは事実ですが。)

 リコーダーという楽器が元来単なる教育楽器なのではなく、その奥深い世界があるということを子供が知るきっかけを与えることは、もちろん重要な教育要素ではあります。しかしながら、学校教育でのリコーダーの使用目的は、まずは音楽活動のための導入楽器としての役割を最低果たすべきだというのが、私の意見です。そのために、指導環境によっては、EnglishでもGermanでも、目的を持って選択さえされれば、どちらでも構わないはずです。
 もし仮に私が小学校、または中学・高校の音楽科教師として集団的指導でリコーダー導入をする場合、自分自身が慣れているEnglishを選択しますが、その運指で著しく問題を抱える児童・生徒には個別的指導をする中で、選択肢としてGerman を提示します。あるいは、もし何らかの理由で教師がよりジャーマン式に慣れていて、教材の曲を難なく演奏できるのなら、それはそれで良いはずです。ただ、イギリス式にも言述し、それが必要な者に対しては選択の余地があるようにすればなお良いと思います。


 これを機に、ジャーマン式運指のリコーダーも一つの有効な選択肢として教育現場で改めて見直されれば、と思います。

野崎剛右

(随時更新)


by koske-p-nozaki | 2018-12-07 10:53 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2017年 09月 28日

Stanesby Jr :『リコーダーの新体系』 について

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 当時のイギリスにおいて、「普通のフルート」(”common flute”)は、どんな調子の管にかかわらず単にリコーダーを指す総称でした。
かつての全盛期(1680年代~1720年代)に比べ、落ち込んできていたリコーダーの需要に危機感を覚えたStanesby Jr は、この楽器のための「新体系」と題打った、新型楽器の宣伝文を発行しました。これが ”A New System of the Flute A BEC, or Common English Flute.”(1732, London)です。
 この書面の最後には、リコーダーの運指としては異例の完全異名異音の運指表が掲載され、これはまた、はイギリスでは最初の、またヨーロッパではBismantova(1677, Ferrara) 以来初めての、薬指サポート(現代の指番号で6)なしの運指体型を提唱するものです。これを皮切りに、Majer(1732, Nuremberg), Wright(1734, London), Eisel(1738, Erfurt,Germany) などが、ヨーロッパ各地でサポート指なしの運指表を提示するようになります。

 先に後にもない、Stanesbyの完全異名異音による運指のシステムは、同時代の他の管楽器により便宜さが要求され始めていたことが覗え、それに対応すべく新設計のテナーリコーダーを開発したStanesbyの意気込みが感じられます。彼はこのC管こそがF管に代わる、「真の合奏用フルート」("the true concert flute")になる物だと言っています。
 
 イギリス紳士たちにとって(彼曰く)”真新し”かったC管のテナーリコーダーですが、フランスではDupuis, (M.)Hotteterre, Rippert などの製作家をはじめ、バロックタイプの楽器としては初期に当たるものでも現存するオリジナルは少なくありません。かえってD 管よりも比較的多く残っていることからも、すでにフランスではかなり一般的だったと考えられます。Stanesbyの示唆にも見られるように、合奏の中で他の”コンサート楽器”(オーボエ、トラヴェルソ、ヴァイオリン)と同音域のユニゾンを調性的に難なく演奏できることから、ごく普通の常用楽器として親しまれていたことと推測します。

 彼の努力あってか、その後イギリスでもC管のテナーリコーダーがより積極的に作られるようになったようで、現存するイギリス製のオリジナル楽器も少なくないことからも、他の調の菅と肩を並べる程度には”一般的”なものになったと思われます。しかし残念ながらStanesbyが思い描いたように、それがリコーダーの主流の菅にとなるまでには至りませんでした。彼の期待に満ちた提案もむなしく、F管の伝統に既に長く慣れ親しんでいた頑固なイギリス紳士たちを開眼させることは難しかったようです。私の知る限り、それ以前も以後もC管用のメソッドなどは残っていません。1750年頃の教則本でも、相変わらず、他の楽器のために書かれた曲をF菅アルトで演奏する際の移調の仕方を丁寧に解説したものが見られます。19世紀に入る頃まで出版され続けたリコーダーのメソッドですが、その全てがF管をまず念頭においたものです。

(随時更新)
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by koske-p-nozaki | 2017-09-28 06:30 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2015年 05月 26日

シックハルトの運指表における異名異音運指

17世紀末から18世紀、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、イタリア、スペインなど各地で数多く出版されたリコーダーのための教本から、運指表の比較、研究を行っています。

今回は、アムステルダムで1720年にJ.Ch.Schickhaldt(シックハルト)によって出版された、"Principes de la flute"(リコーダーの原理)から、興味深い運指を紹介したいと思います。


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シックハルトのg#2を、初めて見たとき、こんな運指は他に例がなく、正直間違えだと思いました。
しかし、後にStanesby Jrが、"Anew system of the Flute a'bec, or Comon English Flute"(1732, London, リコーダーの新体系)のなかで、テナーリコーダー用の異名異音の運指表中、
d#2に234567、e♭2に123456の運指を示しているのと同様に、
この音を異名異音で演奏する場合に、通常運指123456よりも低い音程を得る運指としてシックハルトはg#2に0h23456を採用したのではないかと考るようになりました。
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実際、0h23456はサミングを伴い、234567よりもフレキシブルで、同じ程度ピッチを下げることもできるし、それよりも高く取ることも出来るので、これは実用的な運指です。
この運指表に関して、J.Hotteterre:Principes de la Flute~(1707)の写し間違いでは、という考えが一般的なようですが、上記の理由から、単なる写し間違いとしては解決しにくい、というのが私の考えです。

実際に私が所有するいくつかのコピー楽器で試してみると、
Bressan、Stanesby Sr、この2つのロンドンの楽器では、123456は音程がもともと既に充分低いので、この運指は無効です。
しかし、以前Bizey(パリ)をお借りしていたときですが、
その楽器では、123456は逆に高い傾向にあるので、シックハルトの運指も時々使っていました。

このような実例からも、Bizey 以外の製作家でも当時のオランダの楽器に同様の傾向のものが少なくとも存在した可能性があります。


野崎剛右


※検証にしようした楽器は、木下邦人氏製作、すべてオトテール運指(6番サポートを伴う)です。

by koske-p-nozaki | 2015-05-26 22:35 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2015年 05月 10日

指の関節とリコーダーの運指について

ある生徒さんから、ご質問をいただいたのですが、
興味深い内容でしたので、シェアさせていただきます。


ご質問:

こんにちは。
ちょっとどうしても質問したい事があるのですが、

リコーダーのフィンガリングの際、
PIP関節(俗に言う第二関節)か、
MP関節(指の付け根の関節)か、
どちらの動きを意識した方が良いですか?

演奏仲間のAさんはPIP関節、私はMP関節に意識を置いている事が判明しました。

おそらく、Aさんはフルートのキーの押さえ方、私はユーフォニアムのピストンの動きのクセがあるため、この様な相違があるものと思われます。

野崎先生のご意見としては、やはりPIP関節でしょうか?



返答:

ご質問ありがとうございます。
”PIP関節”、”MP関節”という医学用語での関節の呼称を私は今まで知りませんでした!
どちらの関節を意識して動かしたからといって、指を上げる動作、指を音孔に下ろす動作そのものは、必ずしも見て分かるほど変わるわけではありませんが、もしどちらかを意識して動かすのなら、という前提でお答えします。

私個人の意見としては、通常の奏法(単純に指の上げ下げの運動)の場合には、MP関節からの動きを意識したほうが良いと思います。瞬発的な動きにはそのほうが適しているからです。
例えば、バッグパイプ奏者や、アイルランドの伝統音楽のフルートやホイッスル奏者は、楽器自体が細いこともあると思いますが、同時に、その伝統的な装飾法のために活発な運指を求められるので、彼らは中節骨(画像で青の部分)の場所で音孔を塞ぎ、比較的指を高く上げて演奏します。つまり、彼らの場合基本的にMP間接からの運動なのでしょうね。(※ホイッスル奏者の中には指先で音孔を塞ぐ奏法の奏者もいます。)
ただしリコーダーの場合、管体は太く、多くの奏者は末節骨(紫の部分)の位置で音孔を塞ぎますから、指を高く上げ過ぎてしまうと、音孔に下りるまでに時間が掛かり演奏し難くなりますので注意が必要です。
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一方、リコーダーで、ダブルホールを半開にするときは、指は(奏者から見て)横方向の動きになるので、PIP関節からの動きが必要です。シングルホールの穴を半開にするときや、現代作品でグリッサンドをするときにも、同様にPIP関節から動かします。ダブルホール半開の際より精密な動きが必要です。

参考までに、アイリッシュ・ホイッスル、イーリアン・パイプ(アイルランドのバグパイプ)、
ボーダー・パイプ(イングランドとスコットランドの国境付近、ボーダーのバグパイプ)の演奏動画があったのでシェアしますね。
Fred Morrison, Michael McGoldrick and Donal Lunny
https://www.youtube.com/watch?v=qVztCC37wlc


野崎剛右

by koske-p-nozaki | 2015-05-10 21:07 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2014年 04月 14日

4/21(月), 29(火) 第20回記念公演

この公演は終了しました。
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パオの音楽事務局企画 第20回記念公演
音楽のある部屋
~リコーダーとチェンバロで奏でる、
バロック名曲集~



----ここは英国のあるお屋敷の一室。当主自ら、お気に入りの曲を奏でる。
春の陽気に誘われて集う紳士淑女たち。リコーダーとチェンバロが織り成す、
やさしくも美しい音の会話にじっと耳を傾ける。----



プログラム:
●A.コレッリ/ラ・フォリア op.5-12
●G.F.ヘンデル:ソナタ ハ長調 HWV 365
●J.オトテール:組曲変ロ長調 op.2-4
●G.フィンガー、W.クロフトの作品、ほか

使用楽器:
Alto Recorder a'=415 after Peter Bressan ( 1663-1731 )
by K.Kinoshita
Alto Recorder a'=392 after Nicolas Hotteterre ( 1653-1727 )
by K.Kinoshita
※いずれも修正のないオールド・フィンガリング


出演:

野崎剛右 (リコーダー)
Koske NOZAKI, Recorders

東京藝術大学音楽学部器楽科古楽・リコーダー専攻卒業。卒業時、同声会新人賞を受賞。国立音楽大学付属高校第2回招待演奏会、平成18年度 長野県新人演奏会、平成22年度 東京藝術大学同声会新人演奏会などに出演。中学時より全日本リコーダーコンテストに出場し4年連続金賞。第27回同コンテスト独奏部門、花村賞 (最優秀特別賞)。第10回KOBE国際学生音楽コンクール管楽器部門、優秀賞(第2位)。これまでにリコーダーを品川治夫、吉澤実、山岡重治の各氏に師事。吉澤実のリコーダーユニット「ラ・ストラーダ」のメンバーとして2009年 NHK『趣味悠々』に出演。「アンテロープ・リコーダー・コンソート」、「たてぶえ系男子」、古楽器と邦楽器のコラボレーション「アンサンブル室町」メンバー。NHK、新学社などの学校教材の録音に協力するほか、パオの音楽事務局を主宰、活発に演奏活動を行っている。

伊藤一人(チェンバロ)
Kazuto ITO, Harpsichord

東京藝術大学大学院修了。チェンバロ・通奏低音を岡田龍之介、鈴木雅明、大塚直哉各氏に師事。ボ ブ・ファン・アスペレン氏その他のマスタークラスを受講。これまでに岡田龍之介、江崎浩司両氏と共演したほか、古楽の森コンサート、アンサンブル室町公 演、〈NHK交響楽団メンバーによる室内楽シリーズ〉に参加するなど、 チェンバロ・ソロ及び通奏低音奏者として演奏活動を行っている。2010,11年度、NHK文化センターにてバロック音楽の魅力を伝える講座を担当。12年、CD「江崎浩司/ヘンデル:オーボエソナタ集」(フォンテック)の録音に参加。



■公演スケジュール■

東京公演

2014. 4/21(月)19:00開演(18:30開場)

東京オペラシティ3F
近江楽堂
東京都新宿区 西新宿3-20-2 東京オペラシティ3F
TEL/03-5353-6937
(京王新線初台駅東口出口から徒歩3分) 
地図はこちらから→http://www.oumigakudou.com/pg107.html)

入場料: ¥3,500(当日 ¥4,000), 学生 ¥2,000(当日¥2,500)

ご予約・お問い合わせ: パオの音楽事務局
TEL.090-9669-6446(野崎)
Email arcangelo4989@yahoo.co.jp
(上記連絡先へ、お名前と連絡先、御希望の人数をお知らせください。追ってご連絡させていただきます。)

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千葉公演

2014. 4/29(火・祝)15:00開演(14:30開場)

千葉市美術館 さや堂ホール
千葉市中央区中央3-10-8
TEL/043-221-2311
(JR千葉駅東口より ■京成バス(バスのりば7)より大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」下車徒歩2分       ■千葉都市モノレール県庁前方面行「葭川(よしかわ)公園駅」下車徒歩5分)
地図はこちら→http://www.ccma-net.jp/information_03.html

入場料: ¥2,500(当日 ¥3,000)

ご予約・お問い合わせ: 船橋古楽振興会
TEL/047-465-0106(二村)
E-mail/daranietuko@yahoo.co.jp

by koske-p-nozaki | 2014-04-14 05:51 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2013年 12月 08日

1/19(日) 癒しの時間Ⅱ

本公演は終了しました。
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リコーダー、リュートで奏でる 
≪癒しの時間Ⅱ≫

 
2014年1月19日(日)   
  昼の部  13:30開場  14:00開演
夕方の部  16:30開場  17:00開演

会場: Gallery鶉(じゅん)
東京都豊島区目白2-8-1 
(JR目白駅より、徒歩約6分  http://gallery-jun.jp/map.html)


どこからか聴こえてくる耳なじみの旋律...
優美なメロディと木楽器が織りなす、ぬくもりの音色に、
時間を 忘れておくつろぎください。



<プログラム>
●スカボロフェア
●J.ダウランド:涙のパバーヌ
●ラフマノフ:ヴォカリーズ
●ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
     ほか


<出演者>

野崎 剛右 / リコーダー
Koske P-NOZAKI,Recorders

東京藝術大学音楽学部器楽科古楽・リコーダー専攻卒業。卒業時、同声会新人賞を受賞。第27回全日本リコーダーコンテスト独奏部門、花村賞 (最優秀特別賞)。第10回KOBE国際学生音楽コンクール管楽器部門、第2位。これまでに、リコーダーを品川治夫、吉澤実、山岡重治の各氏に 師事。吉澤実のリコーダーユニット「ラ・ストラーダ」のメンバーとして2009年 NHK『趣味悠々』に出演。「アンテロープ・リコーダー・コンソート」、「たてぶえ系男子」、古楽器と邦楽器のコラボレー ション「アンサンブル室町」メンバー。NHK、新学社などの学校教材の録音に協力するほか、パオの音楽事務局を主宰、活発に演奏活動を行っている。NHK 文化センター川越教室, 東京リコーダー協会講師。


久野 幹史 / リュート,ギター,他
Masashi KUNO,Lute & Guitar

主に映像伴物(PVやTVCMなど)やPops歌謡曲など様々な分野での作曲・編曲に携わる。TVアニメ・イナズマイレブン/イナズマイレブンGO TCGシリーズ TVCMTRYWORKS カピバラさんPV、ANA羽田空港国際線新ターミナル イメージPV、KONAMI PS3ソフト メタルギアソリッド4 スペシャル映像チャプター、etc…
リュートを永田平八に師事、リュート奏者としてソロ/アンサンブルでコンサート等様々な演奏活動を行っている。2010年ダ・ヴィンチ展~モナ・リザ25の秘密~にて音響演出のためのリュート音源提供。2012年駐日英国大使館で催された“シェイクスピア初版版来日記念レセプション”にてリュート演奏。「平澤演劇アカデミー」“シェイクスピア朗読劇”音楽監督(リュート演奏/作曲・編曲等の楽曲コーディネート)。日本リュート協会理事。



入場料:3,500円(各回30席限定(当日 4,000円), 学生 2,000円)

ご予約・お問い合わせパオの音楽事務局
TEL.090-9669-6446(野崎)
Email arcangelo4989@yahoo.co.jp
(上記連絡先へ、お名前と連絡先、御希望の人数をお知らせください。追ってご連絡させていただきます。)

by koske-p-nozaki | 2013-12-08 01:27 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2013年 11月 21日

12/21 プラネタリウムでクリスマスコンサート

本公演は終了致しました。
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@杉並区立科学館(荻窪、下井草) 
会場への地図はこちら


入場無料 先着120名
※要整理券(当日17:30より1階受付で配布します。)



冬の星空のもと、あたたかな息は、木のぬくもりの音色へと生まれ変わります。
バロックの名曲で贈る、一晩だけのクリスマスプレゼントをあなたに。
静かな夜、リコーダーの演奏をゆっくりとお愉しみください。



<プログラム>

●グノー/J.S.バッハ:≪アヴェ・マリア≫
-ひいらぎ飾ろう-
●ドビュッシー:≪小さな羊飼い≫
●作曲者不祥:≪グリーンスリーヴス変奏曲≫
-荒野の果てに-
●コレッリ:「クリスマス協奏曲」Op.6-8より ≪パストラーレ≫
●マルチェッロ:協奏曲ニ短調 Op.1より ≪アンダンテ≫,≪アダージョ≫
●J.S.バッハ:組曲 BWV 1007 より ≪プレリュード≫
●J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV 1068よ≪エア≫

=休憩=

-牧人羊を-
●J.ターナー:≪パストラ-レ≫
●ラフマニノフ:≪ヴォカリーズ≫
●B.フンメル:≪パストレッラ≫
-聖しこの夜-
●G.ガストルディ:「汝のうちに喜びあり」
●クリスマス・メドレー



<出演者>

野崎 剛右(リコーダー)
Koske Paolo NOZAKI

杉並区に生まれる。長野県立小諸高校音楽科リコーダー専攻を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科古楽・リコーダー専攻卒業。卒業時、同声会新人賞を受賞。国立音楽大学付属高校第2回招待演奏会、平成18年度 長野県新人演奏会、平成22年度 東京藝術大学同声会新人演奏会などに出演。中学時より全日本リコーダーコンテストに出場し4年連続で金賞を受賞。第27回同コンテスト独奏部門、花村賞 (最優秀特別賞)。第10回KOBE国際学生音楽コンクール管楽器部門、優秀賞(第2位)。これまでに、リコーダーを品川治夫、吉澤実、山岡重治の各氏に 師事するほか、花岡和生氏、セバスチャン・マルク氏の指導から影響を受ける。吉澤実のリコーダーユニット「ラ・ストラーダ」のメンバーとして2009年 NHK『趣味悠々』に出演。「アンテロープ・リコーダー・コンソート」、「たてぶえ系男子」、古楽器と邦楽器のコラボレー ション「アンサンブル室町」メンバー。NHK、新学社などの学校教材の録音に協力するほか、パオの音楽事務局を主宰、活発に演奏活動を行っている。
NHK 文化センター, 東京リコーダー協会講師。


田宮 亮 (キーボード)
Ryo TAMIYA

京都大学法学部卒業。在学中にオルガンを始める。これまでオルガンを木田みな子、大塚直哉、廣江理枝、通奏低音を大塚直哉、椎名雄一郎、チェンバロを廣澤 麻美の各氏に師事。現在東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻に在籍し、オルガニストとしての研鑽を積む。旧東京音楽学校奏楽堂(2013年3月閉館)日曜コンサートに定期的に出演する他、東京藝術大学バッハカンタータクラブ、ローラン・テシュネ氏主宰のアンサンブル室町の一員としても活動。声楽・器楽と の共演も多く、ソリストとして、またアンサンブル・通奏低音奏者としての演奏活動を重ねる。また、海外のマスタークラス等にも積極的に参加。オルガン研究 会会員。京都丸太町教会オルガニスト。

by koske-p-nozaki | 2013-11-21 23:40 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2013年 08月 13日

8/17(土)リコーダーとパイプオルガンによる風のコンサート

本公演は終了いたしました。
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*PROGRAM*

◆A.マルチェッロ(1650-1721):協奏曲 二短調 SF 935 - Op.1
◆J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲, 組曲BWV 1007より (リコーダー ソロ)
◆G.F.ヘンデル(1685-1759):ソナタ へ長調 HWV 369
◆J.S.バッハ(1685-1750):コラール前奏曲「目覚めよと呼ばわる物見の声」BWV 645 (オルガン・ソロ)
◆J.S.バッハ:フーガ ト短調 BWV 578
◆J.パッヘルベル(1653-1706):カノン ニ長調

~PAUSE 10 min.~

◆S.ラフマニノフ(ca.1660-1730):ヴォカリーズ Op. 34-14
◆E.ヴェルディン(1911 -1991 ):グリーンスリーヴス変奏曲
◆ J.P.スウェーリンク(1562-1621):大公のバレー SwWV323 (オルガン・ソロ)
◆J.S.バッハ(1685-1750):アルマンド, パルティータ BWV 1013より (リコーダー・ソロ)
◆J.S.バッハ:トリオソナタ ニ短調BWV 527より 2楽章,3楽章
◆J.S.バッハ:エア 管弦楽組曲第3番BWV 1068より



チケットのご予約・お問い合わせ
パオの音楽事務局 TEL. 090-9669-6446 ( 野崎 )
E-Mail. arcangelo4989@yahoo.co.jp
(上記連絡先へ、お名前と連絡先、御希望の人数をお知らせください。追ってご連絡させていただきます。)

by koske-p-nozaki | 2013-08-13 00:50 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)
2013年 07月 10日

7/12(金)Duo

本公演は終了致しました。
満員御礼
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今よりもずっと静かだった時代のヨーロッパ。
貴族や紳士たちが嗜んだリコーダーの響きを、
じっくりとお愉しみいただきます。


*PROGRAM*

ペイジブル(1650-1721):ソナタ ハ長調
Jacques Paisible:Sonata in C-Major Op. 1-5

M.ブラヴェ(1700-1768):ヘンデル氏の小品
Michel Blavet : Piéce d'Handel

J.マテゾン(1681-1764):ソナタ ニ短調
Johann Mattheson:Sonata in d-minor Op.1-1

ペープッシュ氏のプレリュード「プレリュードとヴォランタリー集 (1708)」より (ソロ)
Prelude by Signer Pepusch from ”Select PRELUDES and VOLLENTARYS for the FLUTE”

G.F.ヘンデル(1685-1759):序曲オペラ「アレクサンダー (アレッサンドロ) 」HWV21 より(ソロ)
Georg Frederich Händel : Overture from ”ALEXANDER for a FLUTE”

M.ブラヴェ(1700-1768):ヘンデル氏のアリア
Michel Blavet : Air d'Handel ”Sicaro”

G.フィンガー(ca.1660-1730):ソナタ ヘ長調
Gottfried Finger:Sonata in F-Major Op. 2-2

M.ブラヴェ(1700-1768):ヘンデル氏のメヌエット オラトリオ「エステル」より
Michel Blavet : Menuet M.d'Handel De l'Oratoire d'Ester

~PAUSE~

M.P.de モンテクレール(1667-1737):第1コンセール
Michel Pignolet de Montéclair  : Premier Concert in F-Major

J.B.de ボアモルティエ(1689-1755):組曲 変ロ長調(ソロ)
Joseph Bodin de Boismortier : Suite in B♭-Major Op. 35-2

J.オトテール(1674-1763):組曲 二短調
Jacques Hotteterre : Suite in d-minor Op. 4


Instruments
Alto Recorder in F a'=415, 402 after Thomas Stanesby Sr. ( ca.1668-1734, London )
by K.Kinoshita
Alto Recorder in F a'=392 after Nicolas Hotteterre ( 1653-1727, Paris )
by K.Kinoshita

※シングルホール、無修正オールドフィンガリングの楽器を使用。


チケットのご予約・お問い合わせ
パオの音楽事務局 TEL. 090-9669-6446 ( 野崎 )
E-Mail. arcangelo4989@yahoo.co.jp
(上記連絡先へ、お名前と連絡先、御希望の人数をお知らせください。追ってご連絡させていただきます。)

by koske-p-nozaki | 2013-07-10 03:22 | リコーダーに関する話題 | Comments(0)